pleasewait's diary

競技エイミング・FPS/TPS ゲームに関することや取り留めの無い日記など

「The Meta League」競技種目紹介(Week 1)

先日、競技エイミングの世界大会「The Meta League」の概要を紹介しました。

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今回の記事では、具体的にどんな競技種目をプレイするのか、各種目の概要・練習としての効能・競技としての攻略法などを紹介します。

一週目の競技種目に採用されたエイム練習シナリオは「LGC3 Reborn」「Bounce 180 Tracking」「1wall5targets_pasu Reload」です。一週目にふさわしい、定番のシナリオたちだなという印象があります。

LGC3 Reborn

概要

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回避行動を取るターゲットをトラッキングするシナリオです。ターゲットに与えたダメージ、およびプレイヤーの移動に対してスコアが生じます。

デフォルト設定では、照準の横に縦長のゲージが表示されますが、これは KovaaK's FPS Aim Trainer の機能の一つ、Movement-Based Scoring(MBS)と呼ばれるものです。プレイヤーが左右に動くとゲージが溜まります。ゲージの色は赤→黄→緑→黄(MAX)と変化し、緑のときに移動方向を切り替えると高いスコアを得られる、という仕組みです。

練習として

Quake のような Arena 系 FPS に登場する Lighitning Gun での戦い(LGC:Lightning Gun Competition)を想定したシナリオです。MBS を採り入れることにより、立ち止まって撃てばスコアが出しやすい、という状態を防ぎ、より実戦に近い移動とエイムのコンビネーションを練習することができます。広い場所・狭い通路・階段・高低差・空中など、様々な局面が一つのマップの中に収められており、状況に応じて柔軟に対処する力を養うことができます。

競技として

空中ではほとんど左右の回避が発生せず、動きを読みやすいため、高台にターゲットが湧いてくれるとスコアが伸びやすくてありがたいです。こればかりは運なので、ひたすら再走しましょう。祈禱力が試されますね(もちろん、実力があればどんな湧き方でも高いスコアを出せるでしょう)。

ターゲットはプレイヤーに対して横方向に回避行動を取りがちなので、位置取りを工夫して狭い通路に追い込むと狙いやすくなります。左右の通路にターゲットが湧いた場合は、広場からそのまま狙うのではなく、階段を登って通路を縦に貫く形で狙った方がやりやすいです。

ターゲットの動きに合わせてプレイヤーの動きを変えるとエイムしやすくなります(Strafe Aiming)。このとき、横移動だけでなく、前後どちらかに斜め移動すると、プレイヤーの正面に対してより細かく調整が効きます。ターゲットの移動状況に応じて使い分けると良さそうです。

MBS によるスコアを最大化するならば、ゲージが緑になるまで一方向に移動してから方向を切り替えることになりますが、ターゲットに与えるダメージ量で稼げるスコアに対して MBS のスコアがそこまで多くはないので、MBS は気にせず Strafe Aiming に集中する方が最終スコアは伸びやすいでしょう。

Bounce 180 Tracking

概要

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前方 180 度に広がるフィールド内で跳ね回るターゲットをトラッキングするシナリオです。倒したターゲットの数に応じてスコアが生じます。

ゲーム内における制限時間は 60 秒となっていますが、このシナリオは Time Scale が 0.85 に設定されていますので、実際の制限時間は 70 秒程度になります。

練習として

ターゲットが縦に大きく動くため、縦方向のエイムを鍛えることができます。また、ターゲットは重力の影響を受けてゆっくりと速度を変化させるため、照準の微細な調整を練習できます。縦方向・微細な調整といった難しい要素が含まれているためか、Bounce 180 系のシナリオは人気があり、オススメの練習としてたびたび紹介されます。

競技として

武器の命中率(Acc)はスコアに影響しないため、射撃ボタン押しっぱなしでプレイしても構いません。その場合、ターゲットが照準に触れた瞬間からダメージが入るので、キルを取るまでに要する時間(TTK)が若干短縮されます。

視界内になるべく多くのターゲットを収めるよう意識するとスコアを伸ばしやすいです。たとえば、ターゲットが左側に 1 個、右側に 3 個といった具合に分かれてしまった場合、右側を先に狙うとテンポよくターゲットを倒すことができます。

ターゲットが跳ねあがった後、速度がもっともゆっくりになる頂点付近を狙うと当てやすいです。逆に、頂点から下り始めたターゲットは重力による加速で狙いづらいので、他にターゲットが見えているならそちらを優先しましょう。

スポーン地点のパターンがあまり多くないので、可能ならばリスキルを狙うと良いでしょう。正面に連続で湧いてくれるとおいしいですね。祈りましょう。

1wall5targets_pasu Reload

概要

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ふわふわと空中を漂うターゲットをクリックするシナリオです。倒したターゲットの数に応じてスコアが生じます。

武器の弾数が制限されており、連続で外すとリロードが発生してタイムロスになります。当てずっぽうに連射するプレイを防ぐための設定です。

ゲーム内における制限時間は 60 秒となっていますが、このシナリオは Time Scale が 0.7 に設定されていますので、実際の制限時間は 85 秒程度になります。

練習として

ターゲットがふわふわした挙動で動くため、これらを捉えるには微細な照準操作が要求されます。初見ではかなりキツイ内容に感じるのではないかと思います。ターゲットがこのような挙動をする pasu 系のシナリオは人気があり、こちらもオススメの練習としてたびたび紹介されます。細かい動きの認識、素早いフリック、正確なクリックタイミング、これらの力を養うことができます。

余談ですが、pasu とはこのシナリオのアイデアを提供した Pasutazameさんを指します(初期の Aim Lab や KovaaK's のランキング上位でよくお見かけしたプレイヤーです)。プレイヤー名がシナリオの内容を表す名称として定着した珍しい例ですね。

競技として

ターゲットが斜め方向に移動する際は動きが読みやすく、狙いどころです。逆に、マップの端に近いところですと、ターゲットの動きが小刻みになって狙いづらいため、他のターゲットを優先した方が良いでしょう。

弾を外した際のリロードによるタイムロスが設定されていますが、要する時間はそれほど多くないため、一発一発丁寧に狙う代わりに、あえて思い切りよく狙った方が最終スコアは伸びるかもしれません。

ふわふわした挙動への対処が難しいので、慣れないうちは Free Play モードで Time Scale を落とし、よりゆっくり動く状態で練習を重ねると良さそうです。

おわりに

各シナリオの概要・練習としての効能・競技としての攻略法を書いてみました。「なるほどなるほど、そういう攻略もあるのか。ちょっと試してみようかな」という気分になっていただけたら嬉しいです。さっそく KovaaK's FPS Aim Trainer(KovaaK's Sandbox)を起動して、「TML Week 1」で検索してみましょう。

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