圧力によるマウス操作とは
まずはこちらの図をご覧ください。台形はマウスを、矢印は力の向きと大きさを表しています。
この図の上部は、一般的なマウス操作を示すものです。接地面に対して平行に力を加えてマウスを移動させます。マウスの移動量は、この水平方向へかける力の大きさを変化させることによって調節します。
今回紹介したい「圧力によるマウス操作」とは、図の下部に示されているものです。水平方向へかける力の大きさを変化させる代わりに、マウスから接地面に対する圧力の角度を変えるイメージで、マウスの移動量を調節します。
比較
こちらの動画では、「空中に突き出した指に引っ掛けてマウスを移動する」方法と「マウスパッドをなぞるように動かした指に引っ掛けてマウスを移動する」方法を比較しています。個人差はあるかと思いますが、自分の場合は後者の方がマウスポインターを滑らかに動かすことができました。この比較を経て、水平方向への力の大小を直接変化させるより、接地面に圧力をかけつつ調節した方がやりやすいのではないか、というアイデアを抱くに至りました。
併せて読みたい
エイムとマウスへの圧力に言及したものとして、Rambo さんのエイム理論があります。
グリップに対してRamboは、特定のグリップが良い悪いとは言っていません。しかし大事なことは、持ち方を一定にすることに加えて、マウスに対する圧力を常に一定にすることとしています。
圧力の角度を変えるイメージで移動量を調節するアイデアとは若干主旨が異なるやもしれませんが、マウス操作時に接地面に対する圧力をどうするべきか、という着眼点は共通しており、参考になります。