自己ベストの90%を目標にして取り組んでいる

何かをやりこんで上達するのは楽しい。楽しくてどんどんやりたくなる。しかし、上達が停滞する時期は必ずやってくる。学習に関する分野では「プラトー(学習高原)」と呼ぶらしい。

とはいえ、「継続は力なり」のことば通り、それでも続けることが次のレベルアップに繋がる。手ごたえなく、変化がなく、暖簾に腕押しの状態でも、辛抱強くやっていくことでようやく新しい景色が見えてくる。登山に似ているかも。

わかっていても大変だ。やる気を絶やさないように工夫したい。そこで、最近は「自己ベストの90%」を出すことを目標にして日々のルーティンをこなしている。

自己ベストの90%を目標にする

自己ベストの90%を目標にする

たとえば KovaaK's で、自分のお気に入りシナリオを集めたプレイリストを用意する。ゲームを起動してさっそくプレイリストを遊ぶのだが、スコアが自己ベストの90%を超えるまでは、同じシナリオをリトライしてやりこむ。自己ベストを超えるのは大変だが、90%であれば、昔の自分ができたことなのだからちょっとは頑張ってみようという気になる。

調子が良いと、一発で自己ベストの90%を超えることがある。その場合、そのシナリオはそのままにして、次のシナリオに進んでしまう。自分が安定して力を発揮しづらいシナリオの練習に時間を割くことになり、アベレージを引き上げる練習になると思う。

理想としては、ウォーミングアップなしでいつでも自己ベストの90%を超えられるようになりたい。姿勢や持ち方や目の認識といった取り組みの姿勢の再現性を高めたい。

大会や、対戦FPSゲームにおける勝負は、基本的に一発勝負だ。過去にどれだけすごいスコアを出していたからといって、「次の一発」を保障してくれはしない。そして、大抵その勝負は、十分な準備をさせてもらえない状態で発生する。大会であれば、会場の設備は自分の理想から遠いかもしれないし、ウォーミングアップの時間は運営の事情で前後したり十分確保できなかったりするかもしれない。対戦FPSゲームであれば、索敵やアビリティ管理やエリア確保・アイテム確保といった営みの延長線上にエイムがあり、常にエイムに集中できる環境ではない。だから、いついかなる状態でも限りなく自己ベストに近い力を出せるように日頃から取り組みたい。それが結果として、いずれは自己ベストを伸ばすことにも繋がると思う。