I'm pleasewait

競技エイミング・FPS/TPS ゲームに関することや取り留めの無い日記など

競技エイミングの動向を振り返る(2018年11月~2019年3月)

以前、競技エイミングを紹介する記事を書いた。

www.aim-pleasewait.com

それ以降、競技エイミングはどうなったのか。この記事では、これまでの競技エイミングの動向を振り返ってみたい。あくまでも一個人が見聞きした範囲に基づく内容であるため、関連する事象すべてを網羅しているとは言い難いが、歴史を振り返る資料の一つとなることを期待したい。

競技エイミングの動向

2018年11月

競技エイミングの拡散

競技エイミングという言葉が認知され出したのは、記事を公開してから4日後、OooDa さんに言及されたことに依るところが大きいと思われる。自分ひとりがなんとなく使っているだけでなく、多くの耳目を集める方が実際に使っている様を見た方が、その言葉を使いやすいと感じる心理が働いているのかもしれない。

なぜ 4 日にして Oooda さんの目に留まったのかを辿ると、おそらくダーマポイントさん(@DharmaPointsan)のリツイートによるものだろう*1

また、後日には Nyaoй さんにもブログで触れていただき、競技エイミングという概念を見聞きする人々が増えるきっかけとなったと思われる。

エイムコミュニティの発足(Just Aim)

まったくの偶然であるが、記事を公開した直後にこうした動きを観測できたのは心強いものがあった。

DreamHack Aim Competition の開催

SteelSeries Aim Master で大会があったことは競技エイミングの記事でも触れたものの、年内にまた別の大会が開催されるとは予想外で、嬉しい知らせであった。

2018年12月

KovaaK's FPS Aim Trainer の隆盛

11 ~ 12 月頃からプレイヤー数が増え始めたようで、KovaaK さんが改めて Weekly Comp*2を紹介しているツイートを見ることができる。

steamcharts.com

steamdb.info

具体的な数値に関しては上記のサイトで確認できる。

プレイ動画の拡散

KovaaK's FPS Aim Trainer のシナリオの一つ、Tile Frenzy のプレイ動画が広く拡散されている。ZOWIE BenQ America さんの公式アカウントも言及するほどであった。

ダーマポイントさんもプレイ動画について言及している。こうした拡散の積み重ねも、人々の流入に一役買っているのではないかと思われる。

ちなみに、少々時を遡って 7 月には、Risker さんのプレイ動画が広く拡散されていたようである。 

2019年1月

日本のゲーミングデバイスへの注目

この動画があまりに印象的だったのか、海外のコミュニティで話題となっていた。NINJA RATMAT さんはマウスパッドのみならず、マウス・マウスソール・センサーといった関連デバイスの検証もされており、その取り組みはとても興味深い。

 また、Artisan さんのマウスパッドも人気のようである。 

KovaaK's FPS Aim Trainer 練習ガイドの登場

www.reddit.com

KovaaK's FPS Aim Trainer はシナリオ数が多すぎてどれを練習したら良いのか分からないという課題に対して、具体的なシナリオ名を列挙した上でトレーニングルーチンを提案している。この記事で見逃せない点は、エイムを「click-timing」「tracking」「target-switching」の三種に分類し、トラッキング練習の重要性を説いたところにある。エイムコミュニティ内の質疑応答でたびたび参照されるため、ここでも紹介しておきたい。

www.reddit.com

また、後日に別のガイドも執筆されている。こちらは、ターゲットとマップの形状から割り出される可動域を考慮した上で、もっともエイムが楽になる位置取りを考えるという、より実戦的な内容になっている。

メディアへの露出

www.4gamer.net

記事の終盤に、競技エイミングに関する言及がなされている。4Gamer さんのようなメディアで紹介されるのは初。

競技エイミングに関心があるとのことで、インタビュー内での言及はその表れだったのかもしれない。

ゲーミングデバイス開発協力の求人

NINJA RATMAT さんによるマウスパッド開発協力の求人。エイムに関する知識・経験を生かして研究開発の仕事に携わる、という道の一例として、心強いものがあった。

2019年2月

エイムコミュニティの台頭(Yuki Aim)

Yuki Aim は様々なゲームにおけるエイムの良いプレイヤーたちを繋ぐというコンセプトで発足したコミュニティ。

エイムに興味のある人たちの関心を集め、今では規模の大きいコミュニティとなっている。

2019年3月

ゲーミングモニターレビューの求人

Pixio Japan さんによる、ゲーミングモニターのレビューに関する求人。こちらも、エイムが仕事に結びつく一例として興味深い。

あとがき

この記事に関連して、自分の過去の書き込みを眺めたとき、競技エイミングに対する言及で一番古いものが次のツイートであった。

2017 年 6 月 1 日のツイートであるが、この言葉が他の人たちに認知され始めたのは 2018 年 11 月ごろであり、約一年半の歳月を要した。しかしそれは、自分の力でそうなったというものではなく、他の人々の関心や貢献があってのことである。

如何せん、自分には財力も対人折衝力も甲斐性も欠如しているがゆえに、競技エイミングの振興に対してさしたる動きができていないことに若干の負い目がある。もっとも、人それぞれ得意な領分は違うのだから、自分は自分のできる形で競技エイミングに貢献したら良いのかもしれない。動画を投稿して競技エイミングがどんなものなのかを視覚的に伝えたり、他の人々のエイム練習を応援して勇気づけたり、シナリオ制作を通じて新たなエイム練習や楽しみ方を提案したり、あるいは、まさにこの記事のように、競技エイミングに関することを書いて広めるという形であれば、ささやかながら自分なりに貢献できるかもしれない。

そして競技エイミングは、かならずしも今の形が最善とはかぎらない。例えば名称にしても、まったくの初見の人からすれば、エイムのスコアを誇示して序列を決める苛烈な縦社会を想像させるかもしれない。また、絶え間なく他者との競争に晒されることが、疲弊を招く事態に陥るかもしれない。競技エイミングの在り方というのは、今後もずっと課題として残り続けるように思う。

最後に、自分の競技エイミングに対する考え方が垣間見えるツイートをいくつかまとめておきたい。

競技エイミングの今後がより良いものになることを願っている。

*1:では、なぜ自分とダーマポイントさんに縁があったのか、について書いてみると思いのほか長くなってしまったため、別の機会にしたい。

*2:KovaaK's FPS Aim Trainer のコミュニティで催されている、一週間ごとに三種類のシナリオでスコアを競い合う企画。