I'm pleasewait

競技エイミング・FPS/TPS ゲームに関することや取り留めの無い日記など

お化け

こういう話をすると意外に思われるかもしれないが、自分はお化けが怖いのである。別に、霊感が強い方というわけではない。恐ろしいものが写真に入り込んだ経験もない。信じているかと言われると、あまり信じてはいない。しかし、怖いものは怖い。それはそうだ。足がなかったり、血まみれで笑いながら歩いている様を想像すれば、誰だって恐怖を覚えるのではなかろうか。お化けを信じないことと、お化けが怖いことは両立すると思う。

 

お化けというのは、見間違いであったり、自分の心に宿った恐怖心が作り出すものだと考えている。その気持ちはよくわかる。旅先で、わけあって真夜中に外を出歩かなければならなかったときなどは、とても心細かった。天気が悪かったり、自然に近い場所であると、なおさら身の縮む思いがする。夜には暗闇が視界を奪い、風が強い日には草木のざわめきが耳を塞ぎ、寒い日には奪われる体温が死を予感させる。そんな状況で一人で歩くとなれば、見えないものが見えてしまっても無理はないように思う。

 

一度考えだすと、恐怖がさらなる恐怖を掻き立てるというのもたちが悪い。そんなことを考えても怖くなるだけなのに、それくらいしかやることがないから考えてしまう。ありとあらゆる事象が恐怖と結び付けられて、自分の行動が阻害される。身近な例でいえば、風呂場で目をつぶるのに抵抗を感じたり、部屋の隙間が気になったりというところである。際限がない。

 

ホラーに関する娯楽が苦手なのも、そういう理由なのかもしれない。娯楽の中で完結せず、自身の生活で隙あらば恐怖をもたらしてくるような、厄介な存在になる。もっと節度をもったお付き合いをしたいのだが、なかなかうまくいかない。スリルを味わうということ自体は、満更でもないのだ。ジェットコースターは好きな方である。ただ、お化け屋敷はほとんど入ったことがない。子供の頃、1回経験してそれっきりである。その1回がトラウマになったわけではないのだが、もう入りたいとは思わない。学校の文化際レベルですら気が進まない。これはもう、仕方がないのかもしれない。

 

一方的に脅かされるのも面白くないので、張り合ってみるのはどうかと考えたこともある。自分も何をしでかすか分からない狂人として振る舞えば、お化けの類も恐れるに足らない存在になるのではないか。しかし、そんなところで対抗意識を燃やしても、虚しいだけであることに気付く。関わりを持たず、そっとしておくのがお互いのためかもしれない。