I'm pleasewait

競技エイミング・FPS/TPS ゲームに関することや取り留めの無い日記など

町の景色

自分が住んでいる町の景色は、日々の生活を過ごしていく中ですっかり見慣れてしまい、今となっては新鮮味のない、取るに足らない退屈なものとなってしまっている。自分は、旅行は好きなものの、散歩はあまり出かけない。何か目的があるなら良いのだが、散歩のためだけに外出するとなると、自分には動機が弱く感じられるようだ。自宅の周辺を散歩しても、景色に新鮮味がなく、飽きてしまうのだろう。

 

しかし、自分が旅行先であてもなくうろつき、ちょっとした脇道の景色を楽しんでまわるように、この自宅近辺の景色だって、他の場所に住む人にとっては興味深いものなのかもしれない。代わり映えしないありふれた景色で、観光スポットも何もないよくある住宅地だけれども、そういう生活の風景がなんとなく好きだという人もいるのではないだろうか。少なくとも、ここに一人いる。

 

他の人たちの日常。他の人たちの人生。町の景色を眺めるというのは、それらを垣間見るようで楽しい。ここで生まれた人たちは、どんな風に育ってきたのだろう。この道を毎日行き来していたのだろうか。この公園で他の仲間たちと遊んでいたのだろうか。自分にとっては単なる道でも、他の誰かにとっては、思い出の残る道なのかもしれない。そういうことに思いを馳せながら歩いてみると、単なる道もいつもと違って見えてくる。

 

もし、景勝地や史跡が身近にある場所で生まれ育ったら、それらとどのように関わって生活することになるのだろう。学校帰りに城を見にいこうぜ、なんてこともあるのだろうか。ちょっと羨ましい。でも、その場所に住んでいる人にとっては、日常でよくあることで、それが特別すごいことという認識がなかったりするのかもしれない。あるいは、旅行者がいつもうろうろしていて鬱陶しい、なんて思っていたりして。結局のところ、その場所で育ってみなければその胸中は分からないし、考えたところで何になるわけでもないけれども、どの地域にも人々の生活があって、思い出や歴史があって、何かすごいなあと思う。

 

考え方を変えれば、どこでだって旅行を楽しめるのかもしれない。たとえそれが、一つ隣の駅の町だって、いつもは通過してしまう駅の町だって、自分がまだ知らない世界がそこにあるのだから。